なんか、はてなブックマークで話題だった。
「ハイエースしたい」を単なる冗談なのにって思う言語センスは、性差とか性尊重とかフェミニストvsオタクとかそういう話じゃなくて、「アスペ」「ガイジ」をカジュアルに使ったり、「死ね」を挨拶がわりに使ったりする感覚と地続きだと思ってる。性教育じゃなく品格教育の範囲の話。
— まつり (@eloah_va_daath) October 11, 2018
ぼくのブログの読者なんて、半分はめんどくさいオタクで、半分は成熟してるけど闇が深い淑女なわけだけど…その「めんどくさいオタク」軍団でもこのツイートだけじゃわかんないと思う。
まず、「ハイエースしたい」とは、「ハイエースで誘拐して、レイプしたい」という種類のスラングのことだそうです。
pixivにもほとんど作品が上がってないし、Twitterでキーワード検索してもほとんど引っかからないから知らなくていい知識だけど…どうもそういうのはあるらしいです。
ぼくも10年以上のキャリアのオタクだし、暇人だから観測範囲もそれなりに広いんだけど…それでも知らなかったので、多分世の中でそんなに流行ってないし、オタクでも殆ど知らないマニア向けのワードです。
ネトフェミがなんでそんなワードを知っていたかは知らないけど…なぜかやり玉に挙げて大騒ぎしている人がいました。
悪趣味なので、「推し膜」や「萌え豚」と並ぶ「気持ち悪いオタク」「貧困な感性をした育ちの悪いオタク」達の言葉なので、消えてほしいと正直思うし、そういうバカにオタクの価値を落とされるのは基本不愉快だから
「オタクはレベルの高いアニメをできるだけ流行らせて高い文化的強度を維持しないと、またオタク迫害主義の時代に戻るぞ!!」
と10年ぐらいいい続けてますわ。最近、やっとそこに気づいてきて一時よりマシになりましたが。
ちなみに、ぼくは「ハイエースで誘拐」と聞いた途端に真っ先に浮かんだのは水曜どうでしょうの大泉洋拉致計画なんだけど…どうも、それを思い浮かべたぼくは少数派らしいです。
どうでしょうトークは別のところでやるとして話戻します。
これに似たような事案がもう一個あるんです。
真空パックのAVなんて男でも知らねーよ
ネトフェミ界の巨人として有名な太田弁護士が、過去にこんなつぶやきをしてる。
「真空パック アダルトビデオ」で検索して吐き気。仮に作り物であったとしても、あれに性的に興奮するのは猟奇的。猟奇的な嗜好も内心に留まるなら自由だけどその嗜好が表出した表現物には恐怖を覚えるとしか。本当に真空パックにしているなら即刻全現場でやめるべき。死人が出かねない。
— 弁護士 太田啓子 (@katepanda2) September 3, 2017
このつぶやきをきっかけに、彼女がオタク文化や男性の文化に言及する度に炎上を繰り返す「歩く(つぶやく)火達磨」「日本で最も自分の弁護からキチッとすべき弁護士」になってしまったわけだが…太田啓子のことはどうでもいいや。
そもそも、なんで「真空パック アダルトビデオ」なんて検索したんだよ…。
貧乏で彼女できないからDMMにお世話になりまくりの俺でも知らんよ?
好きなAV女優聞かれたらおっぱいが(Oカップと、)あまりにも大きすぎて「ええ!?」ってなるHitomiさんと、逆に貧乳を演技力でカバーして色んな役を演じ分けたり、ハードなプレイにもレズ系にも果敢に挑んでいく碧しのとかいう…ある程度AV見てないと知らなそうなAV女優を挙げる俺も知らんぞ?
あと、AVとしてではないんだけど、早坂愛梨とか好きです。(AVは…彼女が悪いと言うよりは、明らかに作った人が彼女の世界観を引き立てられなかったのが悪いと俺は思います。本人は世界観があって表現力もあって、すごいがんばってる子だから引き立て方次第ではすげー面白い子だと思うんですが…キャラが立つ前にAVからは足を洗ってしまったようにチェックしてみて思いました。)
話を真空パックに戻すね。
どんなものか調べたところ…女の人を真空パックに閉じ込めて息をできなくしてバタバタさせたり、咽させたりして、その支配欲と追いつめられた時にしかしない絶妙な表情を楽しむ作品だそうです。
AVって二律背反なところがあって…(イカセなどのハードプレイや羞恥系のように)女の子が苦しめば苦しむほど、(乱交やレイプなど)現実では不道徳であればあるほど、プロにしか撮影できないAVが撮影できるところがあって、過激な作品ほど、AVとしてオンリーワンの作品になってしまう。
イチャイチャラブラブなAVしか撮らない人もいるけど、本当に売れる人はなんでもやる人も一定数いて、一般的に有名なつぼみとか上原亜衣なんかは「なんでも出る」タイプの女優だからなぁ…。
女性向けのAVってドラマテイストの少女マンガみたいな作品が多いからわかんないかもしれないけど、男性向けのAVってラブコメ文脈と、ゲスな文脈と両方あるんだよ…。
ゲスなAVの中でも特に危ないやつ・マニアック過ぎて撮る人も見る人も少ないのが真空パックなわけ。
女性からすると怪訝に思うかもしれないけど…AVって大きくわけて2つ需要があるんだよ。
さっき、ぼくは好きなAV女優でHitomiと、碧しのを挙げたでしょ?
碧しのは演技や立ち回りに色気があって好きなタイプで…これは現実の趣味の延長にある。(早坂愛梨もこっち側のタイプ。最初はぶりっ子の電波系かと思ったけど、どうも勉強熱心に作り込んだ世界観と本人の趣味や人の良さがちゃんとハマってきて、見れば見るほどスルメ的に好きになる奥深さがあるタイプ。ハマる人はハート射抜かれるレベルの魅力の持ち主)
Hitomiの方は…なんというか、もうAVだから好きというタイプ。
すごいよ?Oカップまで来ると、もう何をやってもシュールだからね?
「マンガみたいな体してる」といえば伝わるかな?
それとも「おっぱいだけで7キロある」って言えば伝わるかな?
7キロのおっぱいが躍動するとかもうそれだけで金払う価値あるよね!?
そんな感じで、AVって本当に「女の子として(として作品で描き出しているキャラクター)好き」と「AVでしか見られないものがあるから好き」という二種類の文脈があるんだよ。
女の人にもアイドルやホストの好きと、リアルでちょうどいい男性っていると思うけど、そういうことです。
それが分けられないアホな女は造形美に金払って、人格見てクーリングオフ突きつけたい気持ちになったり、そういう愚痴をネットに晒し上げたり、酷い目に遭ってる自分に酔い始めて破滅したりするんだけど…その話はややこしいから割愛します。
これは当然、AVのプレイの内容にも出てくる。
本当に自分がモテモテだったり、生活感が感じられて「こういう時間を過ごしたい」と思う作品もあれば、「一度でいいから見てみたい」というAV以外では実現しないとんでもないものもあるわけ。
女の人の中でも「腐女子」と呼ばれる人は「男二人から言い寄られたい」わけじゃなくて、「むしろ男同士で絡み合ってるのを遠くから見てみたい」「なんなら女として認識されない部屋の置物かなにかとしてみていたい」ぐらいのことを言ってる人がいるんだけど…AVでそういう欲求を満たす作品があるんです。
それを真空パックとか過激な作品をみてああだこうだ言うのは野暮というか無粋と言うか…そういうことなんです。
ましてや、真空パックなんて男でも知らない作品を挙げてくるのは…ほんと意味分かんないんだよ。
ハイエースうんぬんといい、真空パックといい、ネトフェミ業界はなんで男でも知らない…男の悪趣味な部分を極限まで煮詰めたものをほじくり返してきてごちゃごちゃいうのか…って話ですわ。
そりゃ、普段からいいものをいいと言ってくれる人が言えば、多少の説得力はあるかもしれないよ?
でも、太田弁護士にせよ、同じくネトフェミ弁護士として有名な伊藤和子にせよ、基本的に悪い文化の煮詰まったところを探してきてあれが悪いこれが悪いだから規制しろって騒ぐだけ。
男だってほとんど知らんわ、そんな文化。
しかも、ピンポイントに個別案件として規制促す種類の人なんてほぼいない。
ハイエースの人はまだ良識があるけど…伊藤和子とか太田啓子なんて個別案件に対してじゃなくて社会全体を攻撃しようとしてくるからもうわからん。
途中、Hitomiのおっぱいと、早坂愛梨の話で大きく脱線したけど言いたいことはこうだよ。
「あなた方のほうが、オタクや男性の文化の闇の部分に詳しくない?いや、ゾーニングだなんだと言う割にはズカズカと入ってきすぎじゃないの?」
と。
ゾーニングだゾーニングだというけど、どれだけゾーニングしてもあの人達ならズカズカ入ってきそうだから
「この人達の求めてるのはゾーニングか?」
と最近疑問だよ。
途中から、AVの話したいだけのおじさんになってるけど、言いたいのはそういうことだよ。