ミサワブラック!!

Twitterに揉めそうなことを書くとフォロワーが減るから、揉めそうなことはここに書く。文句があるやつははてブで言いやがれ!


かんどーさん「真田昌幸さんって、頭もお尻も柔らかかったんですね」

今週のお題「特大ゴールデンウィークSP」ということで、10連休中に一番笑った話を1つさせてほしい。

 

かんどーさんというブロガーの友人がいる。

ブログ:接客業はつらいよ! 人生はチキンレース! あけすけビッチかんどー日記!

 

いつもどおり、まずは自分の地元を案内して、彼女の行動力からずっと興味があった新丸子のペットショップに一緒に入って小鳥のかわいさを楽しんで…
「ガチで鳥を飼わない?」
「私忙しいから、時々預かってくれない?」

という話をしながらサイゼリヤでお茶をする。

 

サイゼリヤでの突っ込んだ会話はあんまり書かないけど…どうしても忘れられない会話でこんなのが出た。

 

真田昌幸さんって、頭もお尻も柔らかかったんですね」

それは、ぼくが「自分の好きな戦国武将は真田昌幸」という話をした時の話。

f:id:TM2501:20190507185322j:plain

戦国時代好きな人、信長の野望好きな人なら知らない人はいない武将だと思うんだけど、かんどーさんは知らなかった。

 

知らなかったので、色々説明した。

・戦国時代に戦いとお家存続両方がうまい武将を挙げたら、トップ3には絶対来る人。
・徳川軍の大群を少数精鋭で何度もはねのけた。
・圧倒的に小国でありながら、多数の大国を敵に回したり渡り歩いたりして見事に生き残る。
・長野の山奥の戦国大名でありながら、家康・豊臣から一目置かれていて、息子は東軍と西軍それぞれのキーパーソンから嫁をもらってる。
・元々は武田信玄から幹部候補として育てられたエリート。

みたいなことを話した。

 

説明の過程で、真田昌幸が「奥近習六人衆」だったことを、わかりやすく「小姓」と説明したところ…かんどーさんが…予想外の方向に食いついた。

 

かんどーさん「真田昌幸さんって…頭とお尻が柔らかかったんですね。」
ぼく「(戦国一の天才になんてことを…と思いつつ)、うわー武田信玄が男色説濃厚な人物だっただけに、否定できねー!!!

という話になった。

 

歴史好きな人と話してたら絶対出てこない種類の新解釈。

ただ…戦国時代に男色説が立ってる信長とか信玄の場合は、この身も蓋もない発言が割と当たってしまう。
しかも、時は戦国。世が世だけに、優秀さもさることながら、縁故や気に入られることも大事な分、こういう説って否定できない。

 

ちなみに、小姓出身で有名な人には前田利家石田三成直江兼続がいます。

そのうち、前田利家直江兼続は「お尻が柔らかかったんですね」説が当てはまる可能性がある。

これは、前田利家の主君織田信長に男色説があること、そして直江兼続の主君上杉景勝は男色説が強いからです。

 

ちなみに、信長は子沢山でかつ男色という「性豪」で、直江兼続は男装女子じゃないと手を付けないほど女嫌いの「ホモ」だったという話になってる。

過去に「お殿様達の家族計画から「男は一生にどれだけ子作りができるか」を調べていくよ! 」という記事を書くために、子どもが多い武将・高齢で子どもを設けた武将を調べたことがあるんだけど…この時調べた限り、徳川家康が16人、信長は21人〜24人の実子がいたという。

もちろん、一人の女性がそれだけ生んだわけではなく、家康には合計20人の妻がいて、計11人の妻がいたらしい。

 

秀吉の男色説は少ない。
しかし、他の天下人は10人ぐらいの子どもを作っていた時代に、なおかつ女好きだったのに、
「小姓出身者を厚遇して、自分は子どもがちっともできない」
というのは病気か極度のシャイじゃないと不自然なので…秀吉も状況証拠的にはホモの可能性はないとは言えない。(俺は何を言ってんだ…)

 

というのも、秀吉は石田三成含め、小姓で出世した人は加藤清正大谷吉継福島正則などがいて…その後の顛末は別としても、小姓出身者をすごく贔屓にしている。

才能を見抜く目がすごかった、育てるのがうまかったなど諸説あるだろうけど…男色説が濃厚な武田信玄かそれ以上に小姓を厚遇している。

 

とか、こういう事実は調べるよ?
調べた上で、歴史好きな僕が考えてしまう人は
「この武将すごい!」
「こんな豪傑が美少年と言われても想像しにくい」
って思ってしまう。

 

実際、前田利家森蘭丸もすごく武芸に長けた人だから、「お尻が柔らかかったんですね」なんて発想には行かない。(むしろ硬かった説を推したい)

 

そんな中で真田昌幸さんの話をして、
「頭とお尻が柔らかかったんですね」
って言うのが、ゴールデンウィークの午後五時のサイゼリヤで出るの、衝撃的過ぎません!?

 

かんどーさんと話すとこういうのが面白い。

 

オタクな男たちがうんちくや歴史・技術に思いを馳せてる時に身も蓋もない切り口を提供してくるから
「その手があったか!!」
とか思う。

 

かんどーさんに限らず、雑学やうんちくには明るくない・オタク気質のない女性と話す楽しさってこういうところなんですよ。

掘り尽くしたと思ったネタに新しい切り口を提供してくれる。

 

真田昌幸さんに「お尻が柔らかかったんですね」と言われて怒ることももちろんできるよ!?

自分が尊敬してる武将だもん。

 

でも、「その手があったか」と思って色々調べて行く側の人間でいたいものです。