ミサワブラック!!

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美味しんぼ的な「本物を味わえばわかる」理論は、割と正しい

こんなのが話題になってた。

上野千鶴子氏「私は嘘はつかないけど、本当のことを言わないこともある」Q:つまりデータを出さないこともある?「もちろんです」Q:それはいいんですか?「当たり前よ」~このぶっちゃけに、いろいろ反響 - Togetter

別に上野千鶴子だけがポジショントークしているわけじゃないから、別にいまさら驚かないよ。

 

たださ…フェミニストとしても社会学者としても最上位の人がこの人だと考えたら、

「あーこのレベルなんだなぁ~」

見る度に思うだけ。

 

東大の名誉教授で、自身のメディア露出も、指導した学生(後の大学教授)も多い人がこのレベルであるなんだから、

その界隈で一番のインフルエンサーがこのレベルなんだから、同じような主張なり、擁護なり、名乗りをしている人は期待できないなぁ~

って俺は思っちゃうわけ。

 

いや、「嘘は言ってない」ぐらいのことは、都合の悪いことまでバカ正直に話すバカ正直な人以外はほぼ全員誰にだってあることだよ?
でも、それって、発言を重く取られがちな立場の人が書籍として残していいセリフかと言ったら…違うじゃない?

 

研究が素晴らしいか、素晴らしくないか以前の問題なんだよね。
こういうのって。

 

ぼくが東浩紀嫌いなことにも同じことが言えるけど…この人達ってダブルスタンダードが酷すぎるんだもん。

 

思想だ言論だ批評だと偉そうなこと言ってる人が、そもそも「人間として信用できない」という一番初歩的なところでずっこけているから

「批評家(笑)詭弁家の間違いでしょ」

って、なるわけ。

 

食べ物で言うと衛生管理がダメダメな飲食店は味がよくても限界があるし、不摂生なスポーツ選手で大成する人は昭和にはいたけどやっぱり長続きしなくて健康志向になっているということ。

 

でも、上野千鶴子も東浩紀もけっこうな年齢でありながら、言葉の自己管理が…あまい。
話を聞いてもらおうとする態度や整合性が根本的にないから「この人が論文やメディアで意見を言っても、数年後には古くなるだろうなぁ~」というのが、手に取るようにわかる。

 

 

 

いや、もう同じ人の話はいいや。

 

本物を見て納得できる存在って世の中には意外とない

ぼくが言いたいのは、『美味しんぼ的な「本物の○○をお見せしましょう」って人間や職業に対して言えるレベルのモノって実は意外とない』と言う話。

 

美味しんぼだと、マズいのは大量生産と化学調味料のせいで、オーガニックでまともな食文化に立ち返れば、だいたいのものは肯定できるわけ。

 

食べ物ってそこがすごくて、値段に関係なく本物に立ち返るとだいたい美味しいし、嫌いなものはなくなる。

 

で、ここで問題なのは…職人や職業人には、意外と「本物ってすごい」と思わせてくれる人がいるけど、学者やライターには著名人であろうが、プロであろうがゴミクズのほうが圧倒的に多いということ。

 

…例えばですよ…ぼくがスポーツマンや経営者、あとはビジネスマンやマンガ家・クリエイターなんかを尊敬しているのは本物の技術に出会ったことがあるからなわけ。

また、それを言って聞かせる・考え方を通じて問題を解決する能力が高く、結果として関わった人・ついていける人がみんなハッピーになってるから、「プロ」として信用できるわけ。

 

 

逆に、ライターさんや学者のプロで「この人すげーなぁー」って人は…まぁ、いない。

ライター/ブロガーですごいの、ホンマにヨッピーさんやフミコフミオさんぐらいで…あのクラスまで行かないとすごい人がいない。

ぼくがライターやブロガーの力を信じているのは、インフルエンサーを通り越して突き抜けたレベルの人には、一定数こういう人が混ざってるから。(他の界隈に比べてすごく少ないから、界隈全体を見るとゴミクズだと気づいたのは最近だけど)

 

 

ビジネスマンや経営者のすごい人って、そんなてっぺんまで行かなくても

「うそ!?ほんまに言った通りにやったら解決した」
「本当に、結果が出た/いい話持ってきた」

みたいな人が割といるんだよ…。

 

マンガもそうで、ジャンプだけがすげー面白いわけじゃなくて

「全然売れてないどころか、打ち切りになっちゃったけど、この人絵もうまいし、面白い」

みたいなのって…まぁまぁいる。

 

スポーツマンなんかも、全国区の部活動に集められたスポーツエリート(プロになるかもしれないけど、なるとは限らない)レベルで、十分すごい人はいる。

 

ところが、学者って、このレベルの面白さを出してくる人って、意外と少ない。

一応擁護しておくと

「IQが20離れてると話が合わない」

という説からくる問題もあるよ?

 

つまり、目先の結果や利益、立ちふるまいでは推し量れないようなことでは実は優秀なのかもしれない。

ぼくの価値基準ではわかんないところでいい結果をひょっとしたら出しているのかもしれない。

 

 

だから、ぼくが言ってることが間違ってる可能性も十二分にあるよ?

 

ただねぇ…経験と目の前の結果を踏まえると…基本的には、「本物はその人に会うと実力が伝わったり、その人が出してくるコンテンツ・ビジネスがますます面白くなる人」だよね…。

 

そう考えると、美味しんぼ的な「本物を味わえばわかる」理論は割と正しい。

 

ただ、バカな人に悪用されないために言っておくと

「自分がまだわからない可能性」
「自分にとって必要な結果にはいらないから、その本物には関わらなくてもやっていける可能性」

もあるから、半分は他人の問題でもあるし、もう半分は自分の問題でもある。

 

だから、「本物に会えばわかる」は理屈としてはすげー雑。

ただ、自分に必要な、自分にとって追いかけたほうがいいものを見抜く上では割と正しいです。