セックス描写のないお色気要素なんて、俺は認めない!認めないぞ!!!!
発端
あかん!今気づいたけど、俺のマンガ紹介は3作品に1つのペースでセックスをした・してる描写のある作品紹介しとるわ。
— 三沢文也a.k.a.青二才 (@tm2501) August 21, 2018
全年齢の範囲だけど、俺の中で「マンガにセックス描写がある」って、かなり加点要素みたいだわ。
全然意識してなかったけど
ぼくが紹介したマンガでセックスをした・してる描写のある主なマンガ
・若者の黒魔法離れが深刻ですが、就職してみたら、待遇いいし、社長も使い魔もかわいくて最高です
レビュー→マンガ「若者の黒魔法離れ〜」は、なろう小説のマンガ版としては最高傑作かもしれない
・あくヨメ
レビュー→マンガ「あくヨメ」の新婚生活が初々しくて甘くて、ステキ!! – 青二才は振り向かない!!
・凪のお暇
レビュー→マンガ「凪のお暇」が、ドロップアウト経験者の心をえぐる!! – 青二才は振り向かない!!
それを踏まえた上で次のツイート。
個人的には矢吹健太朗みたいな、ラッキースケベ多用しまくるタイプの作品って評価低いんだよなぁ…。
— 三沢文也a.k.a.青二才 (@tm2501) August 21, 2018
エロいことするのって、言い出すのに嫌われる勇気が必要だし、それを乗り越えたことで絆とか自信とかが生まれるところがいいわけだから、そこを描かないエロって、ゴミクズ同然なんだよ。俺的には
ついでにいうと禁書目録も大嫌いです。
意味のないラッキースケベゴリ押し系の萌えアニメで、男がそれを偶然見る系のやつだいたい嫌いです。
女の子同士がちちくりあってのラッキースケベ作品はまた意味合い変わるから評価してる作品もあったり、ラッキースケベだらけなのに男が高確率でスルーする一騎当千は俺の中でけっこう評価高かったりするけど…めんどくさいのでここでは割愛します。
とにかく、男女が出てきて、お色気シーンのある作品は原則お色気シーンはセックスありきであるべきだと思います。
ツイートで言ったことでおおよそ言い終わってるけど、わかんない人のためにもうちょっと説明します。
チェリー諸君!エロとは行動力だぞ。
セックスを描いているマンガのエロはよくて、ラッキースケベがNGの理由は単純で、エロになんのリスクもないし、リターンもないからです。
「チェリーである我々にとって、3次元のエロはリスクでしかない。2次元はノーリスクで裏切らない。全部受け入れてくれる。だからいいんだ」
という人多いんだけどさ…その発想自体女からすればキモチワルイわ。
だって、3次元のエロがリスクってことは、女に対して仲良くなるための努力をしたり、ちゃんとお金を払ってサービスを受けたり、もしくは両方をやるだけの行動力がない(行動する前から勝手に諦めてる)だけじゃん。
言い換えるなら、エロのために努力しない人、努力すればどうにかなる自信もない人、努力する前から自分でダメだとわかってるぐらいに自分に価値がない自覚がある人達なわけじゃん?
そういう、女にとって裸を見せたくない・みたいから努力してたり、尽くしたり、理解したりしようとしない種類の男が、年端もいかない女の子の裸のイラスト見て喜んでる姿見たらどう思うかな?
俺が女ならキモいと思うけど?
もちろん、別腹だと理解はしてくれる人もいるだろうけど、わかった気・得た気になって何も得てないし得る努力もしてない人間なんてキモイと思うぞ?
女を、金かなんかに置き換えてもいいや。
現実でお金稼ぐ努力もしてない人が、ゲームのゴールドを得たことでギャーギャー言ってたら、「なにこれ?」とか「自己満足のオナニー野郎じゃん」とか思わない?
俺は割と思うし、そう思うから極めたらお金になりそうなゲームや、ブログで紹介してクリエイターさんに感想を読んでもらって文章や教養の面で鍛えられるゲームしかやってないんだけど。
そういう意味ではマンガ読むのも、実際の女性につながるか、そのぐらい好きになって人生でずっと好きと言えるキャラクターに出会いたくて読んでるわけ。
オナニーの自己満足とかじゃなくて、好きであることを伝えて、人に良さをわかってもらったり、もっと深く知ることができるような時間がほしいわけ。
そういう意味で、セックス描写があってエロがある・エロはなくてもセックス前後のドギマギした関係性がある作品はすごくいい!!
ドギマギした関係性にこそ本質が宿るわけ。
そりゃ、ヤッてる時こそ心と体がとろけそうなほど気持ちいいよ?
とろけるような気持ちよさを共有したい・してくれる相手とのことだからこそ誘う難しさや、断られる怖さや、明日という現実、特別にしたいと願うエゴが錯綜するわけじゃん?
それがないまま、脱げました、肉質がキレイです。
…は?
…そもそも、多くの場合、相手も嫌がってるじゃん。
仮に相手からのアピールだったとして、それに唐変木な返事をする主人公って、相手の女の子の気持ちとか全然考えてないじゃん。
「そういう気持ちとか考えたくないから2次元サイコーなわけじゃん。」
と思ったやつは、やっぱりオナニーじゃん。みこすり半劇場じゃん。
君らの心には慈しみとか、感謝とか、変身願望ってないの?
むしろ、セックスするぐらいの相手と一生一緒にいたいと思ったら、それがあるから切り出しにくいし、乗り越えた時に共有できるもんがあるわけじゃん。
だから、セックス描いてるマンガを高く評価してるし、ラッキースケベでごまかしてくる作品嫌いなの。
ラッキースケベごときじゃ、相手への愛情とか、自分が相手のために変わろうとしたり、女の子が頑張って変わってくれる気持ちよさが学べないのに、エロ知った気になってるの、俺すげー嫌いなの。
同じ理由で海外ドラマは大好きだけど、伊丹十三が死んだ後の邦画は基本的に嫌いなわけ。
伊丹十三はセックス描いてるし、セックスするかどうかの間柄の人とこじれていく関係性とか描いてるからセーフ。
邦画の性描写はなんだよ!?
キスだって唇を合わせるだけだ(合わせてるかどうかも確認不能なやつもいくつかある)し、セックスらしいものを描いている作品はめったに当たらないし。
何が卑猥だ、汚らわしいだ。
お前の親がセックスしなかったらお前生まれてねーんだぞ、クソが!!!
群馬県あたりのキャベツ畑からひょっこり出てきたとでも思ってんのか、コノヤロー!
じゃあ、少子化対策のために、キャベツ畑作ってろよ!!
丸の内にキャベツ畑作って、あまったキャベツで銀座でべこ飼えよ!!
(セックス描写を描いた)テレビもねぇ、
(セックス描写を描いた)ラジオもねぇ、
(カーセックスしそうなやつが乗ってる)車もそれほど走ってねぇ、
から少子化してるんだろ!!
少子化なめてんじゃねーぞ!
お金の問題だけじゃねーよ。表現しないからキチッと想像(創造)できるやつが減っちまったんだろうが!!
もっとクリエイティブに行こうよ!
もっとアグレッシブに行こうよ!!
ガンガンいこうぜ!
…鬱陶しくなってきたからおしまい。
何か疲れた。夜中の2時に何してんだろう…。
ぼくの誕生日はおっぱいの日で、バニーの日で、パンツの日です。なんかエロいですね。
もしどエロイ人友達がいたら、プレゼントがどれかになりそうな感じがありますが、残念ながら、そんな知り合いいませんwww
ただ、一度だけ、女性からネタでパンツを贈られたことがあります。
脱ぎたてとか私物を期待した方には悪いんだけど…ネタでこんなパンツをガチャガチャで当てて、くれました。
ぼくのお×んち×と、脳内変換は、中学生並の感度をキープしたまま29歳なので、こんなプレゼントでも女性からだと
「下ネタ来た!なんかエロい」
「これ、履くように指示しろってこと?」
とかめくるめく妄想などで興奮できるので、割とありがたいプレゼントでした。
というわけで、ぼくの誕生日はパンツの日と、おっぱいの日と、バニーの日なので、どれかで覚えてください。
で、できることなら、パンツではなく、実用的なプレゼントやカンパを贈ってもらえると嬉しいです。
そのほうが形や思い出に残るし、その後いろいろな活動を通してお返しできるから、もしよかったら、そういうのを贈ってください。
Kampa!からカンパする
→アマゾンギフトを使って15円からカンパできるサービスです。
Monappyから投げ銭する
→モナコインを持ってる人なら1円未満のお金でも投げ銭できます。
ほしいものリスト
→身だしなみを整えるのに使いたいもの使ってよかったもので固めてみました。送っていただけるとぼくの身だしなみが上がります。
崖っぷち感満載の29歳であると同時に、機は熟しつつある29歳
年々若者扱いされることが減り、ネット経由で人に会うと、ぼくが最年長…なんてことが増えた。
未だにぼくが最年少の寄り合いもあるにはあるけど、そういう場所は…減った。
社会と隔絶された生活をしてる割には若者と接することができてるので、わりかしセンスや気持ちの上で若さを維持できてるのかもしれません。
ただ、同時に若者扱いされることがめっきり減ったから
「そろそろ、ちゃんとしないと本気でヤバイぞ」
みたいなピンチを感じているところもある。
「じゃあ、今まで何もしてこなかったのか?」
と言われると…ブログ周りのことや、知識を鍛えることについては割といろんなことをやってきた。
その結果として、
・自分に向いてること/向いてないこと
・できること/できないこと
・やり続けられること/1回でバテてしまうこと
・お金が儲かりつつできること/儲からないけどできるor好きなこと
がわかってきたので、効率よく立ち回れるように、年々なってきているのではないかな?とも思う。
実際に出来てるかどうかは別として、人生・恋愛・ブログ・ビジネスがどういうゲームで、どういう手続きを踏めばいいのかが、見えてきているし、それをキチッと言葉にできるようにはなってきている…と思う。
引きこもってネットばっかりやってたからこそ、
人の悪意やお金やノイズに惑わされず、膝を突き合わせる人付き合いができてたからこそ、
自分の体験を長い時間かけてフィードバックしたり、濃密な経験を自分の中ではかなり積み上げてきたし、時としてすごくうまくいくこともあった…と思う。
主観的なことだから「と思う」としか言えないけど、手探りまさぐりなところから
「いよいよ歩くべき道が、走るべきコースが見えたから全力疾走できるぞ」
というスタートラインに立てたと思う。
マリオーカート好きな人ならわかるよね?
コースが見えにくくて、しょっちゅうジュゲムから、救い出されて初心者には進みづらくてゴールも難しいコース。
24歳までのぐらいまでのぼくは、人生というマリオーカートではかなり初心者で、ちゃんとコースやコーナリングを覚えきれてなかったことで大怪我をした。
ジュゲム的な役割をしてくれる人がいたから、コースにはもう一回戻ってきたけど、間違いなくコースアウトして転落した。
それを、28歳ぐらいに、自分がやってることについてほぼ「やればいいだけ」のところまでコースを丁寧に理解した。
29になって、そのコースを全力疾走する準備はもうできた。
あとは、操作技術の問題。
何回もプレイしてコースをわかってても、駆け引きの方法がわかってても、反射神経やゲームの操作を訓練しないとマリカーなんてうまくならない。
それと同じで、フィジカル・メンタル・スケジューリングが三位一体で動かないと、多くのタスクをこなすことはできない。
同時に、コースさえわかってて、訓練の仕方もわかってくれば、「やれば」うまくなる。
だから、29になりたてのぼくが自分に対して、甘そうで厳しい言葉を言うなら
「お前は今年成功する。ただし、やった分しか成功しないから、とにかくやらないとダメだぞ」
「コースを知り尽くしてるんだから、あとは練習と対戦。戦う相手がいないと勝ったも負けたもないんだから、とにかく、勝てるコースでは積極的に戦いに行け。」
ってこと。
言っとくけど、速いやつだったら、大学生の頃には人生というコースを、近道とドリフトで駆け抜けていた人がいるから、
「29になって何言ってんの?」
と思う人もいるだろう。
それはごもっともなんだけど…イッツ・マイ・ライフだからねぇ…。
大学生の頃には戻りたくても戻れないし、母親と死ぬほど仲が悪いから、実家暮らしで母親と自称進学校の教師にアホなことを吹き込まれ続けたクソ人生なんて繰り返したくない。
そうなると、23でコースアウトしたのは辛かったけど、これが30・40・50で、コースアウトするよりは幸せだったのかな…とも思う。
コースアウトしてない人生の人に笑われたり、見下されたりすることはあったけど、
「俺の人生なんだからしょうがないじゃん」
「過ぎたことしか悪口言えないの?」
ぐらいにしか、今となっては思えない。
さっき、冒頭で「お×んち×は中学生」って言ったけど、おつむの方は痛い目にあって多少おとなになりましたよ。
ただ、わかった気になって斜に構えてる大人ってくっそダサいので、中学生並みのバイタリティで1年がんばれたらなぁ…と思う。
自分の体には中学生を求めつつ、心や他人との接し方には、おとなになったからこそできることを他人にしていけたらな…と思うよ。
大人なんだから体鍛えられるし、中学生の時ほど心臓は強くならん代わりに筋肉は倍以上強くできるし、辛いことにも耐えられるから、総合して、中学時代の自分の体と互角のスペックまで持っていけたら…と思う。
ちなみに、中学時代の俺、持久走がくっそ早かったです。
他の運動は平均以下のくせに、持久走だけは学年でトップ15まで行きましたから。
少年野球の古い監督さんから、馬鹿みたいにランニングばっかりさせられて、その時は野球部で中堅だったのに、中学に行ったら学年有数の持久力になってた。
少年野球では、はじめたのが最後から2番目だったから、持久走と肩力、あとは遅い球を打つ技術と、その場をもり立てる面白いことを言う力…この4つ以外全部ドベだった!!
野球のことも知らないし、速いボールは打てないし、ベースランニングでは俊足のやつに追い抜かれるし…はっきり言ってグズだった!
でも、できることからがんばってたらその後の人生で役に立った。
持久走は中学時代に役に立ち、
肩の強さはテニスをやるとサーブが早くて、キリキリマイにした。
面白さを追求するのは、野球をよく見に来てくれる親御さんと愛想よく話すことが多かった。これは後に女性と話す時にすごく役に立ってて、オタクにしては・デブにしては・貧乏にしてはモテるし社交的だと思ってもらえる。
コンプレックスや悔しさも役に立ってて、野球や筋トレを知らなかったことが、後に勉強熱心・研究熱心になったり、そういう人をしっかり尊敬できる人間性を作ってる。
やったことは無駄にはならない。
その時結果がでなくても、がんばったことはどこかで役に立つ。
ぼくが貯金を作ってた少年野球の場では、悔しさと歯がゆさと不甲斐なさしかなかったけど、20歳29歳になっていくにつれて、役に立ってたこと・努力は追いかけてきてくれたことを知った。
だから、今言いたい。
今年が、20代半ばで努力したことが追いかけてきてくれる年だ!!
だから、がんばれ俺、負けるな俺、戦え俺。
そういう気持ちで頑張りたいです。
・追伸
重ねて重ねですが、プレゼントやカンパをもらえたら、嬉しいです。
あつかましいですが、誕生日の勢いで、お願いさせていただきます。
Kampa!からカンパする
→アマゾンギフトを使って15円からカンパできるサービスです。
Monappyから投げ銭する
→モナコインを持ってる人なら1円未満のお金でも投げ銭できます。
ほしいものリスト
→身だしなみを整えるのに使いたいもの使ってよかったもので固めてみました。送っていただけるとぼくの身だしなみが上がります。
杉田水脈のいう生産性って、「子ども育てるために消費しやがれ」ってことでしょ
最近、はてなブログ界隈を賑わせている
「杉田水脈が、LGBTの支援なんていらないと言って、そこに自民党議員が呼応しているなんて何事だ!!」
的な問題だけど…ぼくは、「あー言い方の問題やなぁ」と思ってしまった。
というのもね、杉田水脈の言ってることって、そこまで的外れでもないわけ。
中にはスットンキョウなところもあるけど…余計なことをあれこれ言い過ぎたがために、本旨からぶれてることを叩かれているようにしか思えない。
「LGBTに生産性がない」の真意
子どもって、近代以降は「出費としがらみの塊」なんだよ。
近代以前ならば、子どもは労働力だったから、頼まなくても子どもを産んで働かせていたけど、子どもに教育を受ける権利が保証された。
さらに、働くこと自体にも大昔のように雑に働かせることができず、たくさんの手続きと保障すべき賃金と人権が増えてからは…子どものうちの子どもは「養うもの」にしかならなくなったんだよ。
「LGBTは生産性がない」というのは、「出費の塊としてのこども」を作らないからなわけ。
出費やしがらみに自分から飛び込む人に対して金銭的社会的な見返りを与える…という意味で婚姻があるのに、それを最初から子どもを産む可能性のない人たちにまでそれを与えるの?…という意味で、考えたらそこまで間違った発言ではないのよね。
「その言い分なら、異性愛で子ども作れない人だっている。EDの人とか、子ども作る気がない人にも婚姻することで得られる社会的経済的な利点を排除すべきでは?」
それがそうとも言えないのよねぇ〜
若い夫婦で子どもを産めない場合、色んな医療行為(不妊治療とか人工授精とか)が発生しうるわけだから…消費やしがらみをうまないとも言い切れない。
同じ理由で、「子どもを産む気のない異性同士の結婚」も気が変わるかもしれないから、特典を与える必要は出てくる。
ゲスな話、男と女なんてずっと一緒にいれば、やることやるし。
実際問題、籍を入れるだけではつかないオプションもいっぱいあるし。
これがLGBTとなると…将来的な事を考えて、徐々に結婚の特典を与えていく必要があるかというと…という問題に聞こえるんだけどね。
だから「生産性がないとはなにごとだ」みたいな言い分よりかは、
「別のフォーマットで、籍を入れてもいい法律・新しい規格を作れないんですか?」
ぐらいにしないと…難しいように思うのよね。
LGBTの人同士の内縁関係とかは本当にあってもいいと思うけど…
「何年も一緒に支え合ってる(養ってる)人は、交際することで色んな消費が生まれてるんだから内縁ぐらい認めてもいいのでは?」
ぐらいの言い方のほうが、支持が得やすいと思うのよね…。
実際問題、内縁って、3年間同じ家・財布で過ごすと認められるんだけど…そういうのでもないと…同性の場合、一緒に居続ける理由や、これからも一緒に居続ける証・根拠って何?
ってわけよ。
同性だって、スピード婚・スピード離婚 する人はいるけどさ。
同時に、男女じゃなくとも、一緒に住み続けているなら、それは支え合ってるとか、交際が続いてると言って差し支えないんだから、LGBTでも関係なく何らかの見返りや特典があってもいい。
という議論に発展していくなら面白いと思う。
ただ…
「LGBTを認めるのが時代の流れだから結婚できるようにしろ」
みたいになりすぎてて、それをいきなり議論され尽くして作られた法律の中に組み込めと言われても
「一時期のブームか、普遍的なものかわかんないし、認めたところでなにかそのために議論したり手続きした分のコストに見合うことがあるんですか?」
という話でもあるわけで…。
良くも悪くも、国の法律って、税金が絡むから、前時代的で後手後手になるんだよ。
だから、ビジネスであれ、ライフスタイルであれ、働き方であれ、先駆者は損なのよ。
損でもやりたい人、損でも根付かせて変えていく人はいるけど…先駆者なくして成り立たないうちは大きな権力のちからで保護したり、もり立てたりできないんだよ。
そのへんのところを考えたら「政治家として、公人としては妥当な言い分」なのかな…とぼくはけっこう思ってる。
ただ、システム論・手続き論・損得論を一切無視して
「権利だ権利だ」
とうるさい人は…権利が空から降ってくるとでも思ってんのかな?という気持ちはすご~くある。
政治の議論に参加したくないのは、そういう人が賛成反対だとか、感情に訴えるだとか、目の前のことよりも決定力もないくせに大きな権力にデモやヘイトや不支持を並べ立てたり…そういうことでどうにかなると思ってる人が多すぎるところ。
「国民一人ひとりが有権者で、日本の政治に参加してる」
のは間違いないけど、
「何万分・何千万分の一票しか持ってない」
のもまた事実じゃん?
ましてや、
「これをやるべきだ、考えるのは政治家や官僚の仕事だ。気に入らなかったら、省庁の前で大声あげて練り歩くぞ」
「テレビで切り取られた情報であっても、みんなを不快にしたり、怪しいと思わせたりしたら、とにかく謝罪しろ」
がまかり通ると思ってるのはタダのクレーマーだし、そんな人の言うことをいちいち税金使って政治に投影してたら大変なことになるよね??
なんでそんなふうに考えないのかが逆にわからない。
それどころか、メディアやネットがクレーマー的な人を増長させてるから、中間的な面白い提案が出る前に「炎上したから悪い」みたいなところで議論が止まっちゃうことが多すぎて「あー人類ってダメだな」ぐらいの気持ちにしかならない。
だから政治の話や、ネット論壇で盛り上がってるような話は、本家のブログと分けてこういう物好きしか読まないサブブログに書いているんだけどね。
犯罪は割に合わないほどの刑罰を設定されてるから、「損」なんです。
はてなブックマークという「高性能なバカ発見器」があるんですが…そこにこんなのが出てました。
そもそもレイプって罪に対する罰が大きすぎるんだよな。無許可セックス1回が人生を5年分(もしくはそれ以上)奪われるのと等価とは到底思えない。抑止力を考えても前の3年以上くらいが妥当だと思う。
— ポリ袋 (@plastic_hukuro) November 11, 2017
3年だろうが5年だろうが性犯罪でぶち込まれた経歴があったら、一生結婚はおろか恋愛も難しいし、それどころか女性の多い職場では真っ先に不採用にされそうな「経歴上のタトゥー」みたいなもんだから…性犯罪なんかやらかした時点で、ダメだと思うんだけどなぁ…。
それはともかく、「無許可セックス1回と、刑務所5年が等価か」というテーマについては…なんで、犯罪者と等価交換しないといけないの?という話がつきまとうわけで…。
一応、この人にシンパシーがないわけじゃないんだよ?
性犯罪って、後出しジャンケンな部分や、アンフェアなところが多いから、
「女の一言二言で、男の人生をふっとばすことができるのに、どこが平等なんだ。」
という気持ちになることはぼくだってしばしばあるよ?
その場で合意があってもあとになってセクハラだモラハラだと言ってスクリーンショットを撮影したLINEをオンラインで晒してみたり、
はあちゅうさんのように、他人からされたことは報道機関を使って大々的に吊るし上げるくせに、自分自身の差別やゲスなコラムや生放送については「エンターテイメント」だと言いはったり…
そういうろくでもないクソみたいな女に人生ぶっ壊されることについて追求すると、フェミニスト的な人や、はてなブックマーカーがわんさか押し寄せてああでもないこうでもない、難癖つけて向こう数年間ストーカーしてくる。
これで女性が虐げられてるなんて言われても、ぼくにはとっても納得できない。
…という気持ちも、あるんだよ?
そして、そういう女性からの手のひら返しやダブルスタンダードに怯えてる人の言い分もわかんなくはないんだよ?
でもね?
それでも、性犯罪の罰金や懲役を当価値にすべきとはぼくは思わないんだよ。
だって…犯罪の罰は割に合わないことが大事なんだから。
窃盗罪は50万円以上のものを盗まないと、はっきり言って赤字
窃盗罪って「10年以下の懲役または50万円以下の罰金」だそうなんだけど…強盗だと、「5年以上の懲役懲役」の選択肢しかないんだよね。
違いは何かと言うと…他人を脅したり、暴力を奮ったりすると「強盗」で、自転車や商品、顧客名簿などを無断で持ち出すような行為は「窃盗」。
とはいえ、50万円分の何かを、力づくではなく、サラッと持ち去るのは…難しいよね。
持ち出せないようにされてることが多いから、50万円分の窃盗って、よほど専門的な知識・価値に変える能力やルートを持ち合わせてないとできないと思う。
ちなみに、「コンビニ強盗」なんていう話があるけど、アレはぼくに言わせると、最も割が合わない。
5年分だから…2000万円以上強盗できるところを襲わないと、割が合わないからね。
ところが、コンビニのレジって10万円入っていればいい方だから…コンビニ強盗なんかする人は5年刑務所にはいって、稼いだ金額が5万~10万程度なので、それは…割が合わない。
だから、もし犯罪を犯すならコンビニ強盗はやめておいたほうがいい。
人数×2000万円以上のお金に変えられるところに押し入らないと割が合わないからね。
わいせつ関連の罪も一緒。
痴漢の場合は、強制わいせつの場合と、公然わいせつの場合などがあるけど…強制わいせつの場合は…罰金がなくて懲役しかないからねぇ…。
少なくとも懲役6ヶ月だけども、…さわって6ヶ月は…金銭的に言えば割があわんですよね。
セクキャバ、おっぱぶで1万円ほど払えば…気さくに触らせてくれるわけだから…6ヶ月で1万円も稼げないぐらいに貧しい人じゃない限りは割に合わないでしょうなぁ~。
「彼女作ればタダじゃん」
というすごいことを言う人もいるけど…交際費や手間隙考えても…抱き合ったりいちゃついたりするまでに、半年以上かかるってことは…少ないかな。
少なくとも10年はかからないでしょ!(※強制わいせつの最も長い懲役は10年です)
そうかんがえたら、エッチなことしたかったら、普通に恋愛するか、そういうお店に行く方が絶対割に合うんだよ。
満員電車で強引に触るなんて割に合わないんだよ。
ちなみに、公然わいせつは懲役以外にも30万円以下の罰金もあるそうだけど…見せびらかして30万円分の元を取るのは…難しいよね。
しかも、これに加えて「民事裁判」での賠償金もあるから…懲役+被害者への賠償金とか、罰金+賠償金となれば…もっと高いです。
まぁ、性犯罪の賠償金って裁判費用との兼ね合いでなかなか割が合わないから「両方取られる」ってケースばかりではないけどねぇ…。
女性からしたら、藪から棒に巻き込まれる時点で失礼な話だけど、男の犯罪者に男がいうとしたら…
プロでもなければ、長い時間楽しくプレイできる相手でもない女の尻や胸を触るのに、半年または30万円も棒に振ってどうするのさ?
ちゃんと合法的に、収めるべきところにさやを収めればいいじゃないですか…。
ってわけです。
ちなみに、このネタは…ぼくも大学生ぐらいの頃から言ってるけど、ぼくよりも昔に言ってた人として、伊丹十三さんがいます。
伊丹十三映画の…確かマルサの女2だったかと思うんですが…殺人犯に「20年刑務所に入る覚悟があるなら私を刺しなさい」みたいに言うシーンがあります。
20年あれば、成人も40のおじさんになるし、40のおじさんは60のおじいさんだからね~。人を殺めれば浦島太郎ってわけです。もはやおとぎ話の世界です。
1998年に刑務所に入って、2018年に刑務所から出てきたら、みんな街ではiPhoneを持ち歩いて、若い女性の髪の毛は金髪かショートボブで、90年台っぽい髪の毛の人なんか誰もいないんですよ??
職場ではパソコンが当たり前にあるけど、そのパソコンだって、あんなブラウン管テレビみたいなやつじゃないんですよ?
さっき、強盗についてのところで「懲役×収入分の犯罪をしないと割に合わないのでは?」なんて言ったけど、殺人犯みたいな超長期の懲役刑を食らった人は、出てきたら浦島太郎ですよ?
しかも、刑務所って男女が別れてるから、刑期分だけ異性に会わない生活ですからねぇ…。(女性刑務所は男性の刑務官もいるらしいですが、女性の方で男性の刑務官がいる話は聞いたことないです。)
そう考えたら…もはやお金の問題じゃないですよね?
人を呪わば穴二つという言葉通り、自分の人生にぽっかり空白の期間ができて、そのせいで残りの人生もなくなったも同然なわけだよ。
そう考えたら割に合う犯罪なんてないし、刑期の上では割に合わせる必要もないんだよ。
再犯防止として、刑務所の浦島太郎な感じを和らげる必要はあるかもしれないけど…それでも…割の合うことは絶対にないよ。
再犯うんぬんについてはこの本読むと良さげ。少し前にネットで話題になってた再犯にかんするはなしです。
はあちゅうさんの結婚(事実婚)について思うこと
何かと話題のはあちゅうさんが、AV男優のしみけんさんと結婚したらしい。
結婚しました。(事実婚です)
— はあちゅう (@ha_chu) July 15, 2018
先月、お付き合いして4年になるAV男優のしみけんさんと事実婚の手続きを取りました。
いつも応援してくださっている皆様にもご報告させて頂きます。
今後ともよろしくお願いします。https://t.co/9ptek3HfnT pic.twitter.com/Gu5r2shTND
言いたいことは3つ。
まずは「おめでとうございます」。
お祝いごとなので、別に繋がりもなんもないけど…礼儀としてお祝いは申し上げておきます。
次に、「存じておりました」。
Twitterにも書いたけど、港区ではちょっとした噂でぼくぐらい情報網が広いと…某筋から聞いてました。
聞くだけではなく、バチェラージャパンの初代バチェラー「久保裕丈」さんのその恋はビジネス的にアウト という本が出た時に行った出版記念のトークショーで、ぼくの斜め後ろにはあちゅうさんとしみけんさんが座ってたので「噂マジなのか」的な感じで知ってました。
あと…港区の噂として、ぼくが聞いているのは「ITベンチャーと芸能関係のお仕事の間での交際が色々あって盛り上がってる」という雑な噂です。
その大きなうねりを、ぼくの情報筋の一人…いや、一人以上の方が見ているので、今、芸能人クラスの美男美女、有名人、お金持ちとお付き合いしたい人は港区で起業するか、大手企業にお勤めしてみるといいと思います。
TM2501さんの情報網…略して「TMネットワーク」からの情報ですぜ。
最後は…まぁ、キラキラ女子の性質に対する一言として、
「やっぱり、そうだよね。」
という感想です。
この「やっぱり、そうだよね」についてこの記事では語ります。
…このブログ名「ミサワブラック」ですよ?
ただのお祝いを言うためにブログ書くわけないじゃないですか!!
ドス黒いことを言うために開設したブログで、なんでお祝いだけのためにブログ書くんですか??
書きますよ、ドス黒いことを。
悪口ではないんだけど、聞く人がバカだと悪口にしか聞こえないキワキワの話を。
なんであんなに、男性への態度が雑なはあちゅうが結婚できたの?
「かく言う私も青二才でね」なんてブログでやってました。
ブログタイトルの元ネタは「かく言う私も童貞でね」というアニメの有名なセリフですが…ぼくの経験人数は一桁です。
大学時代に、その場ノリ・相手の優しさ・運・若干の勇気がうまく噛み合って卒業できました。
負けず嫌いだから2桁ぐらい経験して人生を終えたい気持ちはありますが…とりあえず、最初の山は超えました。
ぼくは貧乏でデブでオタクという、はあちゅうさんのようなキラキラ女子からは絶対嫌われそうな男なんだけど…「捨てる神あれば拾う神あり」とはよく言ったものです。
話が面白くて、自分の好きなことはがんばってる人で、ちゃんと女性に優しくする作法をわかっていて、相手へのリスペクトを忘れなければ…案外、相手に本気が伝わるもんですね。
縁とか運とか相手からの優しさももちろんありますが…下馬評では圧倒的不利な僕のような人でも…がんばればどうにかなるもんです。
だから、「僕でもどうにかなったんだからどうにかして欲しい」という気持ちで、ぼくも恋愛の記事を細々と書いてます。
ぼく「も」といっても…はあちゅうさんは恋愛ライターとしては、お金をもらって様々なところに寄稿なさっているライター業界の金字塔ですから…格が違います。
「格が違うならお前の自分語りなんて聞かせんじゃねー」
と思いますよね?いやいや、つながっていますとも。
はあちゅうさんって、恋愛ライターの金字塔なんですよ?
でも、…ぼくが童貞を卒業できた要因である
「相手の優しさ(相手へのリスペクト)」「異性への理解」
といったものが…ちっとも感じられない書き込みを平気でするのですよ…はあちゅうさんクラスの人が。
その集大成と言ってもいい問題が、バズフィードでのセクハラの告発。
しかし、告発するはずの彼女は自身の過去に言った童貞批判で打ち消されて、わずか3日で謝罪させる側から謝罪する側に回った…という事件。
はあちゅう『「ねえねえ童貞ってなんで童貞なの?」( ´ ▽ ` )ノ』 → 『どう考えても表現とセクハラは違う。堂々としていなくては。』 - Togetter
異性を雑にからかうわ、
結婚の平均年齢から3年も遅れて結婚した「スーパーのお惣菜なら1割引されはじめてからやっと売れた」みたいな状況だわ、
文章は大学卒業から一貫して自分語りで専門性皆無だわ、
…そんな彼女が恋愛ライターの金字塔ですよ?
AMと課金しているはあちゅう信者は、彼女の何がいいか文書にしてコメント欄で説明してほしいぐらいには、人気の理由が説明できない人ですよ?
こんなこと言うと、もしかしたら女性の方からこんな反論を受けるかもしれない。
「むしろお似合いじゃないか!!相手のAV男優だって、女を裸にして痛かろうが、恥ずかしがろうが、お構いなしに辱める仕事なんだから、お似合いじゃないか!!お互いリスペクトのないサイコパス同士なんだから、お似合いでしょ?」
…あー違う違う。逆だよ逆!!
AV男優はむしろフェミズムと取られてもおかしくないぐらい表面的には女性に優しいですよ。
えっちの数以外でも、しみけんは最高に徳が高い
むしろ、男性に対して思い上がった発言を連発するのは、AV女優とか…水商売で、うまく行ったことをきっかけにイキリ立ってるバカな女の方だって。
その代表格は峰なゆかさんで…異様に童貞だの、ロリコンだのと煽りたがる。
童貞とセックスするとすぐに「結婚したい」と言い出すので、結婚したい女はみんな童貞とセックスすればいいのでは???
— 峰なゆか (@minenayuka) October 29, 2015
たいへん分かりやすい図を作ったので見るといい!!!!! pic.twitter.com/YHw1IpRoYs
— 峰なゆか (@minenayuka) May 6, 2014
↑このつぶやき自体は問題ないんだけど、これ、炎上した際に弁解として出したものだからね。
しみけん、二村ヒトシ、加藤鷹など…女性でも知ってそうなAV男優、こういうことをグズグズいいます?
なんで、映像とは逆の構造になっているかと言うと、AV業界って男優の方がチェンジされる業界だからです。
だから、男優は嫌われないように必死ですよ。
体鍛えて、体キレイにして、気に障ることを言わないようにして、なるべく男優によるミスや生物的な限界で撮影が止まらないようにして…。
おまけに、AVを見るような…それこそ、お相手がいない人達の中には
「男優が写りこむと萎える」
というタイプの人もいるから…できるだけカメラに入り込まないようにすごい体勢でエッチします。
VR対応のAVとなるともっと大変で、写り込まないようにする努力が、以前よりもさらに大変になったそうです。
女優さんは女優さんで、一日中えっちしたり、その映像が一生残ったり、事務所や現場(≠男優)の理不尽な要望に応えて、売り込み営業もして…と、かなりハードな生活をしてて、そういうところを男優やスタッフから尊敬されてたりする。
そういう激務をこなせる気立てのいい美人と毎日会ってて、なおかつそういうひとの機嫌が商売上の死活問題につながってくるなら…そりゃ、「女性はいい」という価値観にもなりますよね…よっぽどひねくれてない限り。
…つまりですね、独占欲が強くない女性からすると、AV男優ほどいいパートナーっていないんです。
女性に対する信頼感が強くて、気づかいに優れていて、マッチョでイケメン。
他の女とえっちするのが当たり前なこと、ある程度年を取らないとお金持ちにならないこと以外、あんまり欠点がないんです。
つまり、はあちゅうさんみたいな人からすると、ピッタリのパートナーなのです。
同時に、しみけんさんからすると…「(自分よりも低い男性に対して)イキってる美人」なんて、存在だけならある程度知っているし、それがSNSや商売上のことであるなら、割り切りやすくて、はあちゅうの弱点を飲み込みやすいのです。
だから、相性自体はいいと思います。
同時に、はあちゅうさんが平均年齢から3年結婚平均年齢から遅れたことに対して「一割引のお惣菜」と揶揄しましたが…いい相手を見つけて続けていくために、4年間きちっと交際した…と考えれば、さすがは恋愛ライターのトッププロだと思います。
同時に、「カーストが高いやつって、高いやつと気が合うし、結婚するんやな」というすげー納得感と、あきらめを感じております。
はあちゅうの結婚から見える「男性に厳しい女性こそ、最強の父性主義者」という皮肉
今までのは予備知識で、ここからが本題です。
恋愛ライターでありながら、童貞disをしたり、恋(男)のゲス話を生放送やメディア上から書き散らかすという、リスペクトの欠片も感じさせないはあちゅうさんが、最もたくましい男性と結婚しました。
…こういう話って、前にも同じようなことがあったのですよ。
二村ヒトシというAV監督さんが、男優でも監督でもなく、作家として、恋愛系ライターの作家として成功しました。
その際、後ろ盾になったのはなんと日本のフェミニスト業界のトップオブヘッド、上野千鶴子その人でした。
上野千鶴子本人が、2作目(及び、デビュー作の文庫版で)解説を務めています。
それどころか、上野千鶴子の息のかかった知識人たちが、二村ヒトシの作家として地位を確立するまでに出した本でことごとく解説や対談をしてバックアップしています。
ところが、二村ヒトシの本はひどいダブルスタンダードです。
男性向けの本では「あなたがモテないのは、あなたがキモチワルイから」と自己責任論を振りかざし、
女性向けの本では「全部、親のせいにしてしまおう」と、責任転嫁を促して、女性からちやほやされようと教祖様気取りです。
本人も「フェミ営業してる」なんて自覚的にやってるのですが…自覚的に、都合のいいことを言って、すり寄ってくる教祖様を、なんと女性の被害を最も憂いているはずのフェミニストの親玉が、自ら招き入れてしまったのです。
はあちゅうさんの結婚なんかもすごく面白くて、男性いじり・批判・セクハラの告発…と男性に対して手厳しいことを言って、支持を集めてきたキラキラ女子のアイドルが…なんとAV男優と結婚しているのです。
…ちなみに、しみけんさん個人が好きってわけではなく、AV男優みたいな人は好きみたいです。
はあちゅうは二村ヒトシと対談してるし、本も推してます。
「ゲスな男とゲスな女」二村ヒトシ×伊藤春香(はあちゅう)対談 前編|キモい男、ウザい女。|二村ヒトシ|cakes(ケイクス)
はあちゅうがAV監督二村ヒトシの本を絶賛「バイブルです」 - ログミー
つまりですね…平均的な男のことdisりまくってる人にとって、すごくAV男優的な人は都合がいいんです。うまく扱ってくれるから。
そんで、そういう男は目が肥えていたり、モテることが当たり前だから
「なぜあなたは『愛してくれない人』を好きになるのか」
という相手になりがちな訳です。…モテない人に比べて女性への対応はうまいけど、思い入れが強いかと言われると…傾向としては弱いですよね。
さっきも書いたけど、AV男優及びそのぐらいに経験が多くてモテる・気を使ってくれる男性は、独占欲が強くない人には最高のパートナーです。
逆に言うと…モテすぎる人、四六時中関係のある人は…独占欲に応えてくれないわけです。
よくできた皮肉ですよね。
AV男優なんてものはよくも悪くも、たくさんの女性を(結果的に・形として)辱める仕事を、女性達に機嫌よくこなしてもらうために「女性とうまくやっていく方法」を身に着けた男ですよ?
そんな人をフェミニストや、男性に手厳しい女性達をうまく丸め込んで、他の女性に接点を持ちやすいところまで誘い混んで挙げ句、自分が結婚までしちゃうんですよ?
ある意味、ダメな男を最もたくさん作ってしまう仕事じゃないですか?
間違ったえっちのやり方を浸透させたり、セクハラみたいな振りを軽いノリでするきっかけを与えるような職業じゃないですか…。
そういう男をさんざっぱら批判してきたはあちゅうさんや上野千鶴子さんが、AV男優と結婚したり、作家として売れる後押しをしたりするのは、すごく皮肉で面白いなぁ…と思いました。
一番悪いのはダメなやつがダメなところを真似したり、人に見せられないゲスな遊びをゾーニングせずに所構わずやるのが悪いんですよ?
バカがバカのまま生きてるのが悪いんですよ?
でも、バカに勉強させるようなコンテンツをはあちゅうさん自身きちっと作ってないし、勉強させてるどころか、むしろバカが真似しそうなものを作ってきちゃった人と結婚するんですよ?
Wow!!はあちゅうWow!!
|
はあちゅうの本を貼るのがシャクなので、しみけんさんの本を貼っときます。
しかしまぁ…イイカラダしてますね。本職とは言え、さすがのマッチョっぷりです。
追記(2018/7/17)
結婚報告からわずか1日で浮気がバレる。
【悲報】セクシー男優のしみけんさん、結婚発表翌日に未成年との浮気がバレる - コノユビ
翌日浮気発覚だけでも面白いのに、セフレ100人がバレたりするんも、めっちゃ最高です。
電通時代に女の後輩を先輩にセフレ斡旋してたのに被害者面してMetoo運動して童貞煽りしてたはあちゅうに対して、旦那しみけんの浮気相手がMetooしてくる流れは最高にエンタメ。 pic.twitter.com/Cprg8mNyur
— めろん (@gatigatitv) July 17, 2018
今ほどHagexさんのコメントを聞きたくなったことはないねぇ…よだれ垂らして喜んでただろうに。
オウムに関してはテロ組織としての部分と、宗教団体としての部分を分けないと話がおかしくなる
知り合いとオウム事件で話すことがあったからちょっと記事にするんだけど…僕に言わせてもらうと…
・宗教としてのオウム
・テロ組織としてのオウム
は分けないと色々おかしなことになるんだよね。
…というのもですね、よく「オウム信者はマインドコントロールを受けて洗脳された人達だ」みたいに言う人がいるんだけど…アレって何割か正しいけど、それで片付けられるとかなり雑なんだよ。
また、マインドコントロールの手法も、宗教が成立してすぐの時期の「ヨガなどの瞑想によってなされる部分「と、地下鉄サリン事件前後の薬物や暴力による部分とがぞんざいするわけ。
なんでこんな話をするかと言うと…宗教としてのオウムが抜け落ちるとこういう話になってしまうからだ。
日本脱カルト協会によれば、カルトには
— 脱税レイヤー風呂屋さん (@557dg4) July 7, 2018
・メンバーの私生活を剥奪する
・集団活動に埋没させる
・メンバー及び外部批判を封鎖
・上への絶対服従を強いる
…という特徴があるみたいだけど、コレは残業で私生活を削り、タイムカード改竄で外部批判封鎖なブラック企業を指している気がしないでもない
似たようなこと言ってるツイートも多くて、これなんかもそう。
オウムの洗脳技術のノウハウを巧みにロンダリングさせたのが後々に社畜集団化させたベンチャーやマルチ商法で台頭させたブラック企業になるんだよね。カルトとマルチは使い用。
— 引き算で考える翁 (@okinaiori) July 8, 2018
これって、地下鉄サリン事件前後の本気でヤバイ時のオウムなら当てはまることなんだけど…同時に、この説明だと最初からカルトだったみたいになっちゃうんだよね。
これだとすごく違和感がある。
これ、オウムに限ったことじゃないんだけど、歴史の話する時には良かった時と悪かった時のことを混同することで誤った教訓が残ってしまうことがある。
そもそも、実際問題として暴力的な部分だけで(方向性として悪だとしても人々から崇拝されるような)カリスマ的な指導者が誕生するだろうか?
そういう事を考えて欲しい気持ちがすごくある。
少なくとも初期段階のオウムは宗教として洗練されてた
宗教としての完成度を見る時には、3つの視点がある。
- 宗教を通じてできあがるコミュニティに属していることが楽しいかどうか。
- その宗教を通じて、自分が明るくなるような体験ができるかどうか。
- 神学的な論争に耐えられるようなキチッとした教義や論争に耐えられるような創作物を作れるかどうか?
この中の1つ…できれば2つあると、ハマりやすい宗教になる。
1は…大乗のストイックでない宗教ならいちばん重要なところ。
宗教を通じて日常のルーティーンができたり、友達や居場所ができること。
どんな趣味でもそうなんだけど、一緒に続けていく仲間とか日課ができることが楽しい。これは宗教でも同じこと。
オウムはこの要素は少ない。特に末期には信者同士の世間話も禁止しているため、日曜日に教会に行くタイプの人とかとは完全に宗教として毛並みが違うものになってる。
2は…「修行や教義を勉強することで明るくなったり神秘的な体験ができるかどうか」というところだけど…これは教えを勉強することを通じて成し遂げられてもいいし、修行や集団生活を通じてでもいいから、とにかく自分の中で変化したと感じるなにかがあること。
オウムの場合はこの「体験」の部分を重視していて、オウムにハマった人の多くは実際にヨガ体験や麻原彰晃の著書に大きな衝撃を受けた人が多い。
3は…宗教としての作り込み。
例えば、キリスト教に詳しい人だったら膨大な聖書を生き字引のように引用できるだけでなく、宗派による聖書の訳し方の違いまでキチッと理解している。
カトリック、プロテスタント…エホバの証人などその他のキリスト教から派生した宗教の違いは、大雑把に言うと聖書の解釈が違う。
聖書の解釈の違いから伝えている教えや決めている掟が異なる。
大半の人はヘブライ語なんて読めないから、原点に忠実な教えが何なのかなんてわかんないし、仮に同じものを読んだとしても、教えに忠実な立ちふるまいはその時代時代によって異なるから…キリスト教から派生している、原典が同じと言っても…捉え方が大きく異なる。
日本でカルト呼ばわりされつつも広がっている宗教の多くは…キリスト教または仏教をカリスマ的な教祖が再解釈したり、新しい軸で語っている宗教がちょいちょいある。
オウム真理教の場合は修行の方法や教義をチベット密教をベースにしながら、色々なものを付け加えている。
加えて、布教用のビデオの中にはアルマゲドンについての独自研究する様子のビデオがあるのだが…「日本語訳の仕方がおかしいから解釈を歪めてしまっている」といういかにも宗教論争らしい意見を述べているシーンが出てくる。
プロセスとか一般論としては「宗教に必要な要素」はちゃんと満たされているんだよ。
正しい・間違ってるはともかく、型やプロセスとしては「これは、宗教にハマる人がハマるであろう内容は満たしているよね」という条件はきっと揃えられている。
だから厄介なんだよ。
いかにもバカで、優れたところや人を魅了する要素がなんにもないものだったら誰も何も引っかからない。
でも、最低限宗教として成り立たせるために必要な要素を勉強や本人のセンスで補うことができているため…タチが悪いのよね。
ましてや、今ほどブラック企業や体育会系に敏感な時代ではなく、モーレツなバブル期に、馴染みのないヨガやチベット密教の流れを取り入れた宗教を作ってるわけだから…それは、今以上に目新しく見えただろうさ。
破壊的カルトとブラック企業の似たところを指摘する人がチラホラいるけどオウムはバブル景気のときに勢力拡大させたことに注意する必要あると思うよ。あのころは家電量販店や佐○急便の人使いはあいかわらず荒かったが手取りは多かった。
— マクロン (@macron_) July 8, 2018
ブラック企業は「仕事だから」という割り切りしかないからイヤイヤなところは残るだろう。
しかし、ヨガを通じた瞑想体験やある程度強度の高い宗教論議からくる言葉を聞いて納得した上で「信者は女性と高学歴な若者が中心だよ」「君の才能を存分に発揮してくれ」なんて学歴があるインテリが誘われたら…それは、魅力的だよね。
もちろん、やってることは悪の組織なんだけど、なんで優秀な若者が集まったかというと…たまたま上司だった人たまたま人事だった人に「仕事だから、お金がもらえるから」の一点張りでこき使われるよりは魅力的だったことなわけ。
「高圧的なカルトだからダメだ」は入ってからのお話。
ブラック企業も宗教も「若い人がやりがいと責任を感じられるような職場です」みたいなワードを聞いた時に【お、この団体は調子のいいことを言って、若い人を馬車馬の如く働かせる会社だな】って気づかないといけない。
あるいは、オウムにしろ、ブラック企業にしろ閉鎖的な体質だから「OB・OG訪問を通じて生の声が聞き出しにくい職場」「勤めている人に会ってみたはいいが、どの人にも目の下に濃ゆいクマが出ている会社はだめ」と感じること。
本当に、必要なのはそっちだよ。
テロリストとしてのオウム真理教について
僕の中で疑問なのは、「オウムを宗教だからダメ」と思っている人が多すぎることや死刑について「人権だから許しましょう」という人達。
…いやいや、そういう問題じゃないでしょ。
宗教としてのオウムにハマった人と、テロリストとしてのオウムにハマった人
田舎の山奥にアジトを作ってみたり、大量殺人兵器を作ったり、薬物を作ったり、山奥で軍事訓練している時点で、そんなのは宗教団体ではなく、テロリストだよね?
ここでややこしいのは…
・事件前に広報やスポークスマンとして活躍した幹部信者
・松本智津夫が逮捕された後もオウム真理教に残ったような人や、
・実刑を受けた人の中でも殺人などの罪に問われなかった罪の軽い人
辺りは…基本的にテロリストとしてのオウムとは、別物。
具体的には上祐史浩とか、石井久子とか、村岡達子とか…(何もやってないとは言わないけど)犯罪の関わりが薄い人達は…テロリストとしてのオウムとはまた別個なのよね。
また、テロリストとしてのオウムに染まった人ってゴリゴリの理系信者だったり、松本智津夫よりも年上の中年の幹部信者だったりすることが多いから…そういう人材を後から揃えている側面が強い。
実際、オウムを武力路線に舵を切った人で信者として古参なのは早川紀代秀ぐらいなもんで…他は比較的遅めな人が多い。(だから、陰謀論好きな人の中には早川が本当の首謀者だと言う人もいる)
若くて、宗教を真面目にやる人と、テロ組織としての色々やってた人はある程度ダブっているとは言え、別個のものだから、そこを分けて考えないとややこしいことになる。
また、テロ組織として核になっていた幹部だった村井秀夫が殺害され、なおかつ麻原は自分の裁判では現実逃避した意味不明発言を繰り返すため、他の被告は「裁判で何も言えない村井と麻原が悪いという方に持っていこう」という発言が多くなってる。(マインドコントロールのせいも、事実でもあるだろうけど、やったのは自分じゃん…)
宗教の方の人達が問題がないという気はもちろんない。
ただ、テロや犯罪に主導・加担するような人達は特にクズ揃いだから、他の犯罪と一緒にして語るのは難しい。
だから、あの事件をテロだけで総括しても危ないし、宗教だから危ないという結論も危ない。
ましてや、一般的な死刑廃止論とセットにするのは完全なお門違いだろう。
死刑廃止論争をする前にすべき意識改革をしたら?
まず…彼らはテロを働いた人達は政治犯なんだよね。
だって、国家や公権力に対してテロを働いて抵抗して、自分たちの組織を国のように運営しているわけだから…単なる殺人犯としてのスケール感を超えちゃってるのよね。
そして、テロリストである以上は、普通の人と同じように人権がどうだ、死刑を政治ショーみたいにするのはよくないとか言うのは…ちょっと違うよね?
「テロリストや政治犯のような【救いの手を述べたいとは到底思えないやつ】にまで、人として生まれた以上、平等な権利を保証するのが人権だろうが!!」
というのはごもっともだけど…そういう言い方をするなら、松本智津夫よりかは幾分マシな…「クズなだけで悪いことはしていない人」に対して人権を保証しようとする運動をやるところから始めたほうがいいのでは?…とすごく感じる。
若い女性が過労死しない限り、過労死しても話題にならないのが、日本って国じゃん?
それなのに、
「どんな死刑にも反対。それが国を滅ぼしたり、他人を誘拐して薬物を使って脅してたやつに対しても、人として生まれた以上人権はあるんだ」
なんて言うのは…オウムをダシに目立ちたい人か、いい事言ってる自分に酔いたい人間にしか見えない。
若い女以外の貧困とか過労死とかそういう問題も平等にもちゃんと注目・救済してきた人しか言う権利がないと思うけど…日本でその資格がある人って、おそらくは10%もいないよ?
それどころか、女子大生の貧困と聞けば、デマまたはほとんどデマに近い情報を流しているようなライター(中村淳彦)みたいな人が、ウケる有様。
「女性の貧困を扱うな」って言ってるんじゃなくて、ほとんど女性の貧困しか扱わない人…そういう形でしか貧困問題は同情的に読まれないという打算や貧困取材を口実に風俗の世界を覗き込みたいだけにしか見えないレベルの浅さで面白半分に突っついている人が貧困を語る記事を書くのはどうなの?…って心の底から思う。
関連記事
弱者問題でおなじみの中村淳彦さんが告発を受けて逃亡 - 今日も得る物なしZ
この国で「想像される貧困」って言うのは、幸薄い若い女が暗い過去を抱えながら風俗で働くという貧困ポルノ、かわいそうポルノだからね?
障害者の人が「障害者は感動ポルノとして健常者に消費される 」なんて言ってたことがあるけど、この国に於ける人権ってほんとそんなレベルだから。
日常がそうなのに、特別酷い…人を殺そうとしたり、他人の全財産を強奪して自分たちは謎の発明や愛人づくりに精を出してた連中の人権を守れ…という世論になるんですかねぇ??
死刑廃止論自体に否定的…ってわけじゃないんだけど、そこまで行く前に色んな問題を解決しないと難しいように思えてしょうがない。
刑務所に入りたくて犯罪をする人を減らしたり、
刑務所から出てもお金がないから再犯するような人を減らしたり、
世の中の人が感動ポルノ的でも、若い女の子と関わりを持ちたいでもなく、誰でも平等に愛することを覚えさせたり…。
そのぐらい変えないと死刑廃止論なんてなんの説得力もないように思えてしょうがない。
否定しているわけじゃなくて、「すごく大変なことなのに、頭ごなしに、雑にポジショントークみたいに言うのは違うのでは?」とすご~く思う。
止まった時計 麻原彰晃の三女・アーチャリーの手記 (講談社+α文庫) [ 松本 麗華 ] |
家族だっただけで学校に通えなかったり、死刑執行の日に「あなたには生きてる資格が無い」みたいなリプライが来るんですよ…。
死刑廃止どころか、この国は五人組とか一族郎党皆殺しみたいな時代からあんまり進歩してないと思うから、いい加減そこが進歩して欲しい。
政治の決定として死刑廃止できたとしても、そこに世の中の人が追いつくかどうかがすごく疑問。
「罪を償う=どんな辛い目に遭わせてもいい」ぐらいに思ってる人をどうするやら…。
マンガが上手い人とイラストが上手い人は違う問題(イラスト上手い編)
はじめての女性が、アホみたいに巨乳だったせいで、しばらくOPPAI星人となっていた時期があった。
なにしろ、手だろうが顔だろうがおっぱいに埋まっていく感覚が忘れられなくて、
「えー!?女の子ってこんな柔らかいの!!」
「女子基準の方のぽっちゃり(大半の男が小デブ呼ばわりするぐらい)でもいいから、触り心地がいい巨乳の方が、お得やん!OPPAIあるなら太っててもええし、むしろOPPAIが本体やん!!」
みたいになってた時期がそれがしにはあった。
なんでこんな話をしているかと言うと…俺の部屋から、その時の名残を感じさせる本が出てきた。
大学時代の初期衝動の正体を突き詰めるのに、6年ほどかかる
家から出てきたのはtoshさんの「めんくい!」という本。
なんでこの本が、その「巨乳好きだった時の名残」の本なのかは記事を読み続けてもらうとわかると思うけど…当時の僕の好みはこじれてた。
大学時代に好きだったそっち系の本は
・バー・ぴぃちぴっとさんの少女趣味な本各種
・toshさん含めたグラマラスな女の子が出てくる本
とだったため…ぼくの中で、割とどっちが好きなのかを自分でよくわかんないところがあった。
で、長いあいだ色んなマンガを読んでいくうちにどうも…ぼくの好みは
・ストーリー性や世界観に優れてる(凝ってる)そっち系のマンガ
または、
・その時のぼくの中でブレイクしている…タイプの女の子が出てくる作品(こっちはストーリー性問わない)
または、
・絵がうますぎて、何描いてもこの人が描いたものならいいと思っちゃう。ストーリーすらいらぬ
の3択。
世界観が凝ってて、その時の気分や好みを配慮しなくても読めるハーレム系の作品が多い師走の翁や、立花オミナあたりは…いつでもいつまでも(?)読めるから、とてもありがたい。
だから…極端に少女趣味ってわけじゃなくても…バー・ぴぃちぴっととか、くじらっくすさんの作品は、抜き差しの問題関係なく読みたくなる。緑のルーペさんも割と童顔よりのキャラを多く描くこと考えると…少女趣味の作品の方がどっちかと言うと、ストーリーや関係性にこじれた部分を持ち込む作品が多くて、そこを好んで読んでしまうところがあるのかも。
あのもうちょっと普通な人…と言われたら、スミヤさんとか好きかな…。
あれは…そこまでこじれてもないし、ゲスくもないけど、変に関係性が鮮明で僕は…キャラ付けに惹かれてしまうところがある。…男の子のキャラも蔑ろにしないところとかも含めて好き。
…絵がうますぎて何描いても好みという観点でいうと信じろさんが俺の中ではそこの領域にいる人。
ニンジャスレイヤーフロムアニメイシヨンのキャラクター原案もやった人なんだけど…この人が描く女の子って胸の大きさに関係なく、魅力をしっかり引き出してくるから…好み。
また、大人の方のマンガも読んだことあるんだけど…メリハリがすごい。
ストーリーやセリフ回しがすげー好きってわけでもないんだけど、イラスト自体の力が強すぎて、イラストで強引に説得力をもたせる力がすごすぎ!!
…話をtoshさんに戻すが…厳しい話をする。
6年間色々なマンガを読みすぎた結果として…僕の中では「めんくい」が大学生時代のノスタルジーにしか思えなくなってしまった。
6年の歳月をかけて自分の好みを見つけたが、6年前に買ったマンガが色褪せて見えた
というのも、この人、めちゃくちゃ絵がうまいことだけは折り紙付き。
公式には別人扱いされているけど「絶対に同一人物」だと言われているのが、ジャンプで食戟のソーマを連想している佐伯俊さんその人だからね。
絵柄が死ぬほど似てるので、参考も兼ねて紹介しておくと…こんな絵柄でむっちりとした女の子を描きまくってくるので…当時はすご~く衝撃的だった。
食戟のソーマ(2) (ジャンプコミックス) [ 佐伯俊 ]
|
本人なのかどうかはともかく、こんぐらいむっちりとした女の子を描いてくる作家さんだったんですよ…toshさんって人は。
ただ…6年ぶりに見て愕然とした。
絵自体は今見てもすご~くうまいし、当時OPPAI成人になってた僕がなんで「めんくい!」を買ったかも、よーくわかる。
でも、コマ割りやマンガのテンポ、ストーリーの運び方が単調になってしまっているように見えた。
…というのも…顔だけのカットや女の子の表情が変わっていくシーンがじっくりと描かれないため…何枚もの写真をパラパラめくってるような感じになって、マンガとして読めなかった。
いや、読めるには読めるんだけど、シーンとシーンのつなぎになってるコマが少ないから話がすっ飛んでるように見えたり、淡白に見えたりして、没頭できなかった。
どうじに、いくらイラストがいいとは言え、カットやアングルに凝ってるとは言え、緩急がついていないから…数年ぶりに見ると、目がすぐにあきてしまった。
イラストレーター寄りの人がマンガを書くとテンポが遅くなる人が一定数いる。
ちなみに、この傾向、初めてではない。
イラストレーターさんが手がけるマンガを読むと…ちょいちょいあるんだよ。
ヤマノススメの人然り、本ブログで紹介した「スーパーカブ」の蟹丹さん然り。
その時の記事:マンガ「スーパーカブ」は思春期です。3回読んでください。 – 青二才は振り向かない!!
スーパーカブというマンガを読んだ時に…面白いつまんない以前に、あまりにもテンポが遅すぎて
「やりたいこともわかるし、うまいと思うんだけど、このテンポの遅さは賛否両論…いや、初見の人に、このマンガ1冊で納得させるのはしんどいのでは?」
と僕の中では疑問に思った。
これは、他に読んだ人に聞いても同じようなこと言われるし、言い合ってる。
toshさんと、蟹丹さんの病…とまで言わないにしても、ある程度マンガを読む数をこなしてから感じる違和感は…多分近いと思う。
違和感の原因としては…全身を描いた絵が多すぎる。
絵がうまいからこそ、大きくページを取るような全身絵が多くなったり、マンガ特有の効果よりも、人物を丁寧に描く方が優先されたりするから…絵として「すげーうまい」と感じる部分と、マンガとして読んだ時の「あれ?そんなに内容が頭に入ってこないぞ?」という違和感との間で溝が生まれる。
100回でも200回でも言うけど…今挙げた人達って人物絵や一枚絵はうまいんだよ?
だからこそ、そういう人のマンガを面白いと感じられなかった時や、人に凄さを伝えきれなかった時に「じゃあ何が違うんだろう?」と思ってしまったわけ。
そこで気づいたことが…マンガとしてどうなのかという問題。
マンガってコマ割りや演出の問題が読んでいる時の気持ちよさやテンポ感に結びついてくるから…読んだ後の気持ちよさは…絵につける効果やコマ割りを使ったメリハリの方が物を言ってくる。
メリハリよりも、キャラの体付きや全体の絵を増やしてくる作風に走ると…テンポが悪くなるか、展開が遅くなるか、見せるべきところが淡白になる(メリハリを生むような細かいコマが描けなくなる)という方向でマンガを圧迫してしまう。
風景や人物絵を強調したい作品ならそれもありだし、的外れではないのだが…それでも、のんびりとのっぺりとしたマンガになってしまう。
上原浩治になるか、大谷翔平になるか…しぶとく生き残るのはその2タイプだ
ではどういう風に解決するか?というときに、最初の方で、あっち系のマンガ家の人の分類を思い出してほしい。
・ストーリーや設定がうまいから好き
・絵が今の好みと合ってるから好き
・絵が超絶的にうますぎて、この人が描いたものはなんでも好き
の3種類をぼくは最初に挙げた。
で、その時に1の中でもそこまでストーリーがこじれてないけど、好きな人としてスミヤさんというマンガ家さんを挙げ、3種類目の絵が神がかりに上手い人として信じろさんの名前を挙げた。
この二人と、「今の絵柄と自分の好みが一致している」との違いは何かと言うと…イラストが上手い人の陥りがちなマンガの行き詰まりを解決しているということ。
試しに…スミヤさんのマンガを比較として読むと…明らかに、汗とか汁とかの量が多かったり、コマの区切りが細ったり、全身絵が少なかったりして…マンガとしてシーンの変わり目やテンポの変わり目が多いし、細かい。
平たく言うと…演出がうまいから、緩急をつける技術がやたらと高い。
しかも、緩急をストーリーのこじれた部分ではなく、彼と彼女の感情描写だけでやってのけるから…スミヤさんはすごいと思う。
一方、信じろさんは…平たく言うと…何描いてもうまい。
この場合の「何描いてもうまい」は、「どんな女の子を描いてもうまい」ではなく、「どのアングルで描いても、男が女の子に目を奪われがちなところを、丁寧に丁寧に抜き出して、どれもこれも、女の子が一番かわいく見えるみずみずしさと輝きで描き出すだけの画力をもってる」
という、意味での凄さ。
そこまで多くの…それこそ、本職のあっち系のマンガ家さんほどのコマ割りやセリフや演出の工夫をしてないはずだけど、1枚1枚がうますぎて、どれを見てもキュンとくるから…小細工抜きにずっと見ていられる…という感じの凄さ。
野球でいうと…スミヤさんみたいなタイプは上原浩治で、信じろさんみたいなタイプは大谷翔平なんよ。
上原って、ボール自体は普通のプロなんだけど、度胸とコントロールが素晴らしいすぎて、上原が投げると普通のボール・わかりきった球種でも打てないボールに変わる。そういう順番やタイミング、基本動作を全部知り尽くしてる。
大谷翔平って、日本で165キロを投げた投手でかつ、150キロ近い変化球も投げるわけだけども特段タフでコントロールがいいかと言うと…別。
すごくたくさんの作品を書いてるわけじゃないけど、描いた作品がことごとく、何を描いても1キャラ単位、1コマ単位でずば抜けたパフォーマンスを見せてくる信じろさんはまさに大谷翔平。
何が言いたいかって言うと…マンガって、同じキャラクターの絵を繰り返して描くか、ある程度決まりきったストーリーを繰り返す物が多いから、それを飽きさせない演出力をつけるか、何描いてもうまくてその人が描くと魅力的なシーンが増えて見えるか…というぐらいにならないと、たとえ絵が上手い人でも、マンガを読んだ時の感触としての「あれ?」っていうのが残るんですよね。
もちろん、プロのマンガ家さんになったり、プロの野球選手になれる人は150キロの豪速球なり、普通の人には考えられないほど丁寧な画力を、平均値として持ち合わせてる。
だから、どの人もすごいし、チャンスはある。
でも、一番すごい人を倒すために鍛えていたり、すごい作品に基準を合わせて読む以上、平均的な作品や特化した部分がない作品は、どことなく前評判に比べて目が慣れてしまってすごさが伝わりにくいところがある。
それを6年ぶりにマンガを読んで感じた。
6年前のぼくは、巨乳好きだったから、この人が1冊まるまる描いてくれているOPPAIだけで十分楽しめたけど、今の僕は大きい胸を描くマンガ家やイラストレーターに慣れすぎてしまったため、絵のうまさに感動しても、マンガに感動できなくなってしまった。
絵がうまい人がマンガを描いているため、商業誌は…あっち系だろうがこっち系だろうが「その時の気分と合ってたからすごく好き」と思える作品はある。
でも、読む側がオタク的に色んなものを読んだリ研究しているうちに「気分と合ってたから好き」という部分はなくなっていく。
重視している価値観や演出の違いがあるから何が優れているか…なんて議論はできない。
ただ、ずっと飽きずに読める作品は「その時の気分」を捉える作品でありつつも、それを何度読んでも飽きない「なにか」があることと、読み終わった後の気持ちよさや面白かったという記憶が重要なのかもしれない…。
ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン 3 忍 [ 森川智之 ]
|
ちらっと、触れてたから書いとくと、信じろさんがニンジャスレイヤーフロムアニメイシヨンで手がけたキャラは…ユカノです。
古事記には書いてないかもしれないけど、公式ツイートには書いてある。